1999年10月13日‘99最後の渓流釣り


明日の日没をもって、いよいよ禁漁期間に入ってしまう。今日は早起きして東丹沢の代表的な3本の川を1日中気の済むまで釣り歩くことにした。

まず始めに早戸川。
この川は私が最初に渓流のルアーを覚え、初めてヤマメを釣り上げた川である。車の窓から朝一番のひんやりとした風が入ってくる。
 
堰堤
 
マス釣り場より上流を目指す。ウイークデーとはいえ禁漁前日の今日は釣り人も多く、気に入った場所の確保が難しい。
川沿いに林道が通っているが、どのポイントにも釣り師の車が止っていて場所選びに苦労する。

上流に見切りをつけ、マス釣り場よりも下に移動したところで昼飯とした。やがて太陽が顔を出し、汗ばむ陽気になってきた。川に足を浸けておにぎりを食べながらふと気づくと、40センチは軽く超えるニジマスが足元にいるではないか、そっとカメラを向けるとあわてて逃げていった。いよいよ瀬に出てきたらしい。

 
えん堤

 

次に中津川を目指す。
宮が瀬ダムのバックウォターの所から入渓する。
ミノーをキャストすると小型のヤマメ達が追ってくる。ほとんどが12センチ前後の子供たちであるがすごいパワーだ。引っ手繰る様にミノーに襲いかかってくる。この分では3月は期待できそうである。

布川では年配の釣り師に出会った。
宮城県から来たと言うその人は、なんと40年ぶりに丹沢で釣りをしたとのこと。あちらの渓流とは比べ物にならないでしょうと尋ねると、「ここはまさに静かな渓谷で趣がある。とても好きな川ですよ。それに40年前と少しも変わってない。」
そう言う彼の魚篭の中には入りきらずに二つ折りにされた大きなニジマスが入っていた。

この近辺で大型はあまり期待できないが、来年もいとおしい丹沢のヤマメを追って釣り歩くことだろう。私は海も湖もすべての釣を愛するが渓流のルアーが一番好きである。
 
99年最後のヤマメ