2000/03/23 早戸川のイワナ


朝9時頃早戸川に到着した。曇天で気温も低く、上着なしではいられない。 国際ます釣り場のすぐ上がとても良い渓相なのでそこから入渓してみた。 相変わらず水は少なく、盛期の半分ぐらいしかない。水量の多い場所がおのずと好ポイントになる。しかし、いかにも釣れそうな淵には春の強風で飛ばされた 枯れ葉が一面に浮かんでいて、満足にキャストができない。わずかに残された隙間を 探っていくが反応はない。もし、魚がいるならルアーに食いつかないまでも、 つられて飛び出してくるヤツがいるはずである。

春だというのに強い北風が吹いている。水面に細波がたって水中がよく見えない。 そのほうが魚の警戒心が薄れて釣りやすいと言う人がいるが、私は面白みに欠けると思う。釣りをするなら水中の様子が見えた方がずっと面白い。思わず飛び出してきた 魚がルアーを見てまるで「何だろう?」と考える表情は愛らしいし、襲い掛かって 引っ手繰る様子はとても興奮する。早戸川はとてもクリアな水を持ち、私の欲求を 満たしてくれる良い川である。ただ都心から近いこともあり、場荒れはひどく、 最盛期にはゴミの山ができることもある。 今年からこの川にも「不法投棄は罰せられます」というノボリがいたるところに立った。これじたい美しい風景にそぐわないものであるが仕方がない。 (下へ)
見るからに釣れそうな渓なのだが。すばらしい渓相なのだが・・・・。 淵には落ち葉が一面。とても釣りにくい。ポイントには落ち葉が

午後1時30分、まだ1匹も釣れていない。遠くから「釣れました?」と聞いてきた餌釣り師も、さえない顔をしている。中流はあきらめ丹沢観光センター下の滝へ移動。 ここからはイワナの領域である。フィールドには誰もいない。 透き通った淵の底に25センチほどのイワナがじっとしている。ミノーを鼻っ面に トレースしてみたがピクリとも反応しない。(下へ)

岩魚。太っていてさびてない岩魚20センチくらい 釣れたポイント。川幅2m深さはひざぐらい瀬ここで釣れました。

それっきり魚影を確認できぬままキャストし続け、 やっと魚の顔を見ることができたのはその1時間後であった。 そこは川幅2メートルにも満たない小さな瀬。対岸の大岩に向かってキャストすると、 魚が飛び出してきた。ロッドを小刻みに振るわせながら時間を稼ぐと 魚は素直に食ってきた。ブルブル!とロッドを震わして元気のいい20センチの太ったイワナがあがってきた。それにしても苦労したわりには、なんとあっけなかった事か。 今の早戸川は我慢の釣りを強いられる時期だ。次の放流後に期待をかけつつ納竿とした。