2000/05/20 布川堰堤を新ミノーで攻める



毎秒1メートル沈むミノーが完成した。長さは4センチ、重さ9グラムのバルサ製ミノーである。早速フィールドテストのために、布川堰堤に向う。現地の天候は雨。しかし、水の濁りは無く、深い底に沈む流木が、いくつもの波紋の中に見え隠れしている。雨は終日降りつづくに違いない。

第1投目は数メートル先にフリップでキャストしてみた。ドッボーンと、石でも投げたような音がしたかと思うと、あっという間に底に達してしまった。なんだか、場違いのルアーを投げたようで気恥ずかしい。ゆっくりとリトリーブしてみると、身体をゆすってスイムしている。しかし、スイムというより、揺れている感じで、とても重そうである。第2投目は思いきり遠くへ投げてみた。さすがに良く飛び、スルスルとすごい勢いでラインが出て行った。何度かキャストしているうちに、魚の活性が上がってきたのだろうか、水中を泳ぎ回る姿が確認できる様になってきた。観察していると、彼らは、ミノーの着水音がする方向に泳いで行く。仲間のライズと勘違いしているのだろう。その後、ミノーを追うようになってきた。

この画像は99年10月に撮ったものです。 28センチのニジマスでした


瀬の釣りは、ほとんどワンチャンスしかない。それで釣れなければ次の瀬に移動する。しかし、止水の釣りは、何度もキャストしていくうちに活性が上がってくる様だ。そしてついに、ガツンときた。すごい抵抗感、重たい。しかしその後、あっけなく、すっぽ抜けてしまったが、50センチはあろうかと思われる魚体がゆっくりと逃げて行くのが確認できた。腹にフックを取り付けていないので、ただ巻きではフッキングがし難いかも知れない。
にわかに、目の前の深場が活気づいてきた。大物も数匹、ゆっくりと泳いでいる。キャスト後、トゥイッチングで誘うと、その中の一匹が飛びついてきた。ブルブルと元気のいい魚震が伝わってくる。その感触を楽しみながら、ゆっくりと足元に引き寄せた。28センチのニジマスだった。

ダメなら次という瀬の釣りとは違い、止水の釣りはプール全体を、育てていく様な感じがする。やがて活性が上がり始めると、少しずつ釣れ始めるのだ。堰堤フィッシングに魅せられた、彼らの気持ちが理解できた気がする。