2000/06/03 布川上流のイワナ


丹沢林道をヤビツ方面に登る。中津川沿いを走る林道の、広い場所すべてに車が止まっている。相変わらず人気のある川だ。しかし私が今日目指しているのは一年ぶりに訪れる布川のポイントである。
そのまま大洞キャンプ場方面に車を走らせ、ポイントに到着した時は、10時を大きく回っていた。ラッキーなことに先行者はほとんどなく、上流に一人確認できるだけである。そのまま下流に向かって川沿いを歩き、滝のところから釣り上がることにした。

毎週雨が降っているにもかかわらず、水量が少ない。それに、1年前に比べると、大きく渓相が変わっている。気に入っていた淵がいくつも消えて、ほとんどチャラ瀬と化していた。おのずとポイントは限られる。残された深みをひとつずつ探っていくと、逃げていくチビヤマメの姿が、何度も確認できた。なかなか魚影は濃いようだ。
布川のイワナ、28センチ28センチありました。 フックは変形し、リップが折れてしまった。おお!takiのミノーにやられた〜。
 
やっと見つけた大きな淵。しかしそこには細かい流木が溜まっていて、思い切ったキャストができない。根掛りを恐れ、どうしても手前に着水させてしまう。
川幅は2.5メートル程である。たとえ魚がミノーを確認しても、追いかけて食いつく時間がない。そこでウェーディングして、下流側の流心に立ち、上流めがけて大きくキャストしてみた。するとポイントを通過した辺りで、大物が追いかけて来る。くるりと反転し、ミノーに襲いかかる。しかしロッドには何の反応も感じられない。数回キャストしてみたが同じことであった。どうやらミノーが横方向に大きく動きすぎる様だ。ペンチでミノーのアイを軽く持ち上げて調整した。つまり、派手だったアクションを少し、おとなしくさせたわけである。
 
流木の下に3尾確認。


何度かキャストした後だったので、魚が出るか不安であったが、思いっきり上流にキャストしてみた。ロッドを軽く煽って魚にアピールした後、水流より少し早めにリトリーブする。流木のすぐ横を通過させたその瞬間、魚がミノーを追ってきた。体をくねらせてミノーをくわえようとしている様子がわかる。興奮する一瞬だ。次の瞬間ゴンゴンとロッドが引かれ、暴れまくる魚が、水面を割って現れた。岸に上がり、引き寄せるときれいなイワナであった。しっかりとフッキングしているが、フックが変形している。良く見ると、リップも折れてしまっている。釣れるミノーだと自我自賛していたが、やはり弱いのか。市販のミノーをあまり使うことがないので、比較はできないが、残された課題であることには間違い無い。今後は、リップの強化に努めたい。