2001/6/13中津川のニジマス


関東地方も入梅をむかえた。これから一ヶ月間、雨の中の釣りを強いられるのかと思うと憂鬱である。その前に少しだけロッドを振っておこうと中津川上流へ出かけてみた。最近の釣果は満足のいくものなので「味をしめた」というのが本音かもしれない。しかし本日の結果はあまり良いものではなかった。

まず、中津川源流の本谷川、塩水川の合流点から入渓した。この川の入り口には、常にたくさんの車が駐車しているので気になっていたのである。しかし、川原に下りてみると幅3メートルほどの渓である。おそらく小さなヤマメたちが細々と暮らしているのだろうが、何故こんなに人気があるのかわからない。滝や落ち込みが多い渓流なので、その中に大物が潜んでいるのかも知れない。ただ、平日だというのに先行者が多く、迂回しようにもルートがない。一尾の姿も確認できないまま早々に退散することにした。

合流点より少し下流の中津川に入った。水量が豊富で6月の渓流は力強い。白泡の立った落ち込みがいくつもできている。上流で工事をしているので長い距離を探ることができないが、ポイントはたくさん見つかった。通称「ガンガン瀬」、このような場所にも魚は潜んでいる。対岸から足元までじっくり見てみると、流れの緩やかな場所を見つけることができるだろう。わからなければ注意して川を横断してみると良い。足をすくわれるのではないかと思うほど強い流れの部分と、比較的楽に歩ける部分の違いに気づくはずだ。「楽に歩ける部分」つまりそこが魚の待機している場所というわけだ。

白泡が立っている向こう側に、流れの「たるみ」ができていた。少し遠めにキャストしてリトリーブすると「たるみ」を通るTaki-minnowを確認できた。その瞬間ブルブルっとロッドに好感触。白泡から20センチほどのイワナが体を振るわせながら上がってきた。すごい充実感!してやったりの気分である。ところが腰にさしてあったネットを取り出すのに戸惑っていると、魚がポトリと落ちた。恥ずかしい一瞬であった。こんなこと誰にも言えない。この釣行記を読んだ人は内緒にしておいてほしいのである。

本谷川の流れ 川幅は3メートルくらいしかない

私の眉毛は八の字に変形してしまっている。その先も「ここぞ」というポイントにくると根掛かりしてウェーディングを強いられたり、キャスティングに失敗したりと散々であった。結局本日の釣果はその後釣れたニジマス1尾に終わった。ただ、何度も魚影は確認できたので、今後は期待される。なお、尺イワナ3尾がじっと潜んでいるポイントを見つけたので、次回の釣行記はにぎやかなものになる・・・・かもしれない。