2004/04/23 中津川で小ヤマメ、小イワナと遊ぶ


僕の知る限り、中津川には一箇所だけ魚の楽園がある。流心に大きな岩があり、水底のクボミにはいつも魚が群れている。尺を超えるものもいる。しかし相当スレていて尋常な方法では釣れない。いつかは仕留めてやりたいと思いながら何年も過ぎてしまった。ところが先日、釣具店で重量4.5グラムというミノーを見つけた。パッケージに書かれた説明では、深場をトレースでき、ロッドアクションにも素直に反応するという。「これならあいつらと戦えるかも知れない!」ミノーを見つめるうちに夢は大きく膨らんだ。早速購入し、これを持って中津川へ行ってみた。


これまで僕が深場に対応してきたミノーは自作のKplus。このミノーは特殊で、一度川底に転がしてからリトリーブするとフォブリングしながら水面に向かって上昇してくる。以前レポートした通り、多くのトラウトが未経験であろう縦の動きは有効な釣法のひとつだ。しかし、中津川のこのポイントは攻略できない。ある程度のタナを超えるとUターンしてしまうのだ。


本命ポイントにキャストする前に別の淵でスイムテストをする。期待は難なく打ち破られた。「なんだよ、これ・・・・。」まともに泳がないではないか。自作ミノー一筋の僕が久しぶりに購入した市販ミノー。あまりのお粗末さに唖然とした。アイ調節を念入りにして再度キャストすると一応はフォブリングする。ゴロンゴロンとしたその動きは魚を魅了するとは思えない。早巻きするとまともに泳ぐが、あっという間にポイントを通り過ぎてしまう。渓魚の潜んでいる場所に留まり、そこでアピールしなきゃ意味がない。

せっかく買ったのだからと例のポイントにキャストしてみた。重たいのでよく飛ぶ。だが早巻きしなければ泳がないし、少し止めると石のようにすぐ沈む。途中、良型の渓魚が飛び出してきたが戻って行ってしまった。


その後 taki-minnow で中津川を釣り上がる。なんという軽快なスイムだろう。18センチ平均のヤマメやイワナが盛んにアタックしてくる。おそらくはゴールデンウィークに向けて放流が行われたのだろう。今回、夢破られた4.5グラム市販ミノー。メーカーのホームページには開発者のコメントが載っていて、今までにない魅力的な動きを出すために開発には大変苦労したと書いてある。大きなトラウトがミノーを咥えた写真もある。僕はtaki-minnowばかり使っているので釣法がワンパターンになってしまったのかも知れない。現に渓流では激重ミノーしか使わないというアングラーも少なくない。使い方について一度、問い合わせのメールを入れてみるつもりだ。ちなみにこのミノー、次回サーフで使うことを考えている。