2004/04/28  布川にいた元気なイワナたち


先日、塩水橋の工事終了が確認できたので布川へ出かけてみた。上流から入渓するのは今年初、比較的魚影の濃い川だけに期待も大きい。県道から黒岩への道を下ると小さな橋があり、そこからキャストする。この周辺は大雨が降った後でも渓相が変わることはない。川はたった数百メートル間に、幾度かの蛇行を繰り返すので深い淵がたくさん存在する。


最初の淵で黒い影が走った。3投目で当り、相手はグイグイ引いてくる。水面ですごい暴れ様だ。リールのハンドルが重い。ロッドを持ったままゆっくりと後退すると、水しぶきに包まれた魚が岸に近づいてきた。一気に引っこ抜くと砂利の上でバタバタと暴れている。その時である。「わっ!」。ミノーが魚から外れた。その暴れん坊は、のた打ち回りながら徐々に川に近づいてゆく。僕は腰をかがめて必死に掴もうとするがうまくいかない。次に、できるだけ川から遠ざけようと手で砂利ごと掻きだすがダメ。魚はいつの間にか姿を消してしまった。イワナだったのかヤマメだったのか・・いや、夢だったのだ。


作り事を書いているわけでは決してない。僕はこの様なことが非常に多いのだ。例えば、思いっきり合わせたらラインが木に引っかかり、魚が宙ずりになったこともある。また、川の真中でウェーディングして釣り上げたのはいいが、ネットがなくてラインをつまんだまま岸に向かう途中で魚を落としてしまったこともある。今回もとてもくやしい。石を掻きだしたときにできた指の擦り傷がズキズキと痛い。


赤い橋付近の滝のところで、ようやくイワナがヒットした。やはりものすごく元気がいい。しかも太っている。ミノーをくわえながら大暴れするので魚体に砂がついたままの写真しか取れなかった。しかも、ここでデジカメの電池が終了。仕方がないからヒット前に撮った布川の風景とヘビの写真を添えておく。