2004/07/05  小型taki-minnowの腑甲斐なさ


5月29日の釣行記でも予告した通り、小型taki-minnowが完成した。全長は3センチ。いつも使っているミノーをそのまま小さくしたものだ。攻略できるポイントが増えるだろうと期待したのだが、実際にフィールドへ出てみると意外に役立たずであることがわかった。まずは飛ばない。風が吹くと戻ってきてしまう。強い流れの中ではバランスを崩しやすい。細いラインを使うとうまく泳ぐのだが、擦れに弱くて何度も点検をしなければならず面倒である。これでは中津川や早戸川などの渓流で、現taki-minnowと交互に使うなど到底不可能だ。そこで腹にたっぷりとオモリを入れた2.2センチのミノーを改めて作り直し、中津川へと出かけてみた。


小雨降る中津川、釣り人は誰一人いない。早速、小型ミノーをキャストして驚いた。普段使っているtaki-minnowよりも飛ぶではないか。派手な黄色いペイントの視認性は格別で、遠くへ飛ばしても2.2センチの小型ボディーを見失うことはない。早瀬の中でも決してバランスを崩さず、始終安心してリトリーブを続けていられる。これなら小さな沢から中規模渓流まで場所を選ばずに使える「すばらしいミノーが完成した」そう思った。


雨が降り出し、水かさも増してきた。警戒心の解かれた魚たちが動き出すに違いない。小石のように小さい新型ミノーは面白いようにピンポイントに吸い込まれていく。そして激流を負けずに泳ぎきる。水中をよく見ると魚影が走る。その淵には魚がたくさんいるのだ。しかし何度キャストしてもコツリともこない。

いつものtaki-minnowに交換してキャストしてみた。たるみを過ぎて早瀬に乗るとハイスピードでミノーが流される。それをダッシュで追いかける黒い影が見えた。その後すぐにグィッとロッドが引かれ、白い腹が水面で暴れた。18センチ、しかし良い面構えのヤマメだった。


その後も新型ミノーには何の反応もない。釣れたヤマメはすべて5.2センチのtaki-minnowにヒットしたものだ。

実は先月下旬に3センチの試作ミノーを持って水無川にも出かけているが、今日とまったく同じ結果に終わっている。つまり小型ミノーを何度キャストしても釣れないのに、同じ場所に5.2センチを一度キャストしただけで魚が反応したのである。なんだか小型ミノーに気づいていない、そんな気さえする。

しかし5月29日に掛けた大物の例もあるし、6月16日の道志川では地元の人が「小さなミノーが有効です」と語っていた。場所や時期、魚の状態などによっては「入れ食い」などということも考えられる。長い目で見てやらなければならないだろう。今後もタックルボックスの隅に忍ばせて、時々使ってみるつもりだ。