2005/07/07  taki星とヤマメ姫たちの再会 (丹沢 中津川)
釣りをするのは久しぶりである。
先月上げた36センチのイワナのおかげで、2ヶ月近くも社会のしがらみを生きてこれた。
しかし、その精力剤も効力を失い、新たなる渓流魚への・・・・
もーー、前置きはこのくらいにして出かけよう!

僕のお気に入りのポイント、青宇治橋の下に立ったのが朝6時。
今回はブログの新コーナー「taki_minnow の作り方」で紹介した作品のスイムテストも兼ねての釣行だ。
 


出来上がったミノーを、アップストリームに投げる。
はるか上流の石の手前にポトリと落ちた。
さっそくリトリーブすると、苦しそうに横泳ぎをしながら戻ってくる。
ボディーバランスが悪いらしい。
ところがそんな出来損ないめがけて突進してくる魚がいる。
そいつはミノーの手前でギラリと輝き、やがて去っていった。
「魚がいるんだ!」と思うだけで幸せな気持ちになれる。
生物的気配のない渓流をさまよい歩くほど空しい釣りはないからだ。

横泳ぎをするミノーにアイ調整を施し、再度、別の場所へキャスト。
魚が追ってくる様子がクリアな水を通してよく見える。
しかし何度キャストを重ねても、水流が早くて魚がミノーをくわえきれない。
やがて「ゴツン」とルアーに接触、その後二度と追っては来なかった。
 
青宇治橋の下から撮影 アイ調整はとても重要である


 12個製作したミノーのうち5個の動きはまぁまぁだ。
そして別の5個は僕にとってのB級品、これは修繕して後ほど使用する。
残り2個の動きは気に入らないのでキーホルダーにして誰かにプレゼントするのだ。
プレゼントする相手は美しい女性と決めている。
しかし、希に試釣したすべてがキーホルダーに変わってしまうことがあり、そんなときは美しい女性を探すのにとても苦労する。
先日、75歳になる伯母さんの財布にtaki_minnowキーホルダーがぶら下がっていた。

時間はまだ8時半、対岸の浅瀬にキャスト。
そのままリトリーブはせずにロッドを立てて上方向に小さく躍らせる。
バシャバシャ!!強い魚信が手元に伝わる。
僕の雄叫びが谷間にこだまする。「逃がしたくない!」全身の筋肉が硬直している。
岩につまづき尻餅をついてしまった。取り込んでみると良型のヤマメ、がっちりとフッキングしている。
「何も慌てることはなかった、ゆっくり取り込めたんだ」

写真上のプールがポイント 元気のいいヤマメが釣れた

一度パターンを掴んでしまうと、同じやり方で釣れることが多い。
その後の釣果は初回同様、対岸の浅瀬から釣り上げたヤマメが4尾、目の前3メートルの白泡の中から引き出したのが1尾、計6尾を5時間で釣り上げた。
一度釣り上げてしまえば二度目からの気持ちに余裕ができるかと言えばそうでもない。
毎回緊張するしあわてる。
いつかテレビの釣り番組みたいに「カッコよくネットに取り込む」というのをやってみたいものだ。
キープした一尾を肴に酒を飲み、手に残る魚信を思い出しつつニカッと笑う。
そんな七夕の夜なのであった。