中津川上流の塩水橋に車を止め、そこから林道を歩いて登る。
塩水川は林道よりもはるか下を流れているが、しばらく進むと堰堤の際から入渓できる。
ただし、200メートルほど釣り上がると次の堰堤があるので、崖をよじ登って巻かなければならない。
最上流まで堰堤は数知れず、釣りあがっては堰堤越えの連続である。
傾斜も急なので、体力が無いとすぐにバテてしまうだろう。
川幅が狭く、流れも急なので、着水後すぐにリトリーブしないとミノーが流されてしまう。
ロッドは立てたまま操作するとよい。
その方が急流にラインをもっていかれることがなく、ミノーにも力がダイレクトに伝わりやすい。
竿先を煽るときは上方向に跳ね上げるようにする。
その時に水中から飛び出してしまうようなミノーはこの渓では使えない。
これだけウンチクを述べた後に「じゃあ、どれだけ釣れましたか?」と聞かれると困ってしまう。
林道のほぼ終点付近まで粘ったが、チビイワナ数尾をひっかけただけであきらめてしまったからだ。
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