2006/04/28  ヒット瞬間の動画を撮影した

早戸川上流へと林道を歩き、2番目の堰堤のところで入渓する。
淵の浅場で魚影を確認、taki_minnow をキャストするとヤマメがじゃれつくように追ってきた。
ひょっとしたら次のキャスティングで釣れるかも知れない。
そう思ったとき、自分のフィッシングシーンを動画に収めてみたくなった。

少し離れた石の上ににデジカメを置き、ビデオモードにセットしてからポイントに戻る。
魚影の動いた場所にミノーを送り込むと、再び魚が追ってきた。
「いいぞいいぞ」
カメラを意識すると妙に緊張する。
しかし、魚はまるで小鳥のようにミノーをつつくだけで、なかなか食ってはくれない。



数回目でようやく口元の薄皮一枚に掛けることができた。
しかしロッドをグッと引くと「あぁ、ダメだ」、すぐにバレてしまった。
その後カメラを再生して見たら、うなだれる自分が写っていたので苦笑した。

宮が瀬湖のバックウォーターから3つ目の堰堤を越えると、林道脇に3本の松が見える。
そこには大きな淵があり、中央には崖が張り出していてV字型のプールを作っている。
そのV字沿いをトレースすると流れの中央に動く魚が見えた。
「今度こそ撮影できるかも知れない」
再度、デジカメをセットしてからポイントに戻る。
実はここまで何度も動画撮影に失敗しているので、バッテリーはほぼ切れかかっているのだ。
これが最後のチャンスだろう。



V字に向ってキャストすると、さっきと同じ魚が追ってくる。
小さく、ゆっくりとトゥイッチを繰り返すとガブリと確実に食ってきた。
バシャバシャという水しぶき、頭の中には「逃げないでくれ」という言葉がこだましていく。
バッテリーが少ないので、急がないと撮影エラーになってしまうかも知れない。
内心ハラハラしながらも、カメラを意識しつつ平静を装う。
できれば渋いアングラーを気取りたいではないか。
しかし最後までカッコイイ取り込みはできず、あわてて鷲づかみにしたヤマメをカメラの前に差し出して終了した。



すぐに再生してみる。
取り込みまでの興奮度はまったく伝わっておらず、作品は意外にあっさりしたものになった。
それでもこの映像は僕の宝物だ。
帰宅してからも幾度となく再生を繰り返し、ニタニタ笑ってすごしている。
社会復帰はしばらく先になりそうだ。

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